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妙見温泉(新川温泉郷) (鹿児島県)
(鹿児島空港IC→R223)
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2011年3月、鹿児島まで九州新幹線が全線開通した。一度乗ってみたく、その夏に南九州まで旅をした。わずか3時間45分で到着。霧島温泉に1泊。翌日は天孫川沿いに国道を南に下った。行ってみたい温泉があったからだ。
妙見温泉(新川温泉郷)は、天孫降臨神話がある霧島山系から流れ出る天孫川(アモリガワ=新川)の渓流沿いにある秘湯である。鹿児島県北部で、霧島温泉から南10km・霧島神宮から西10kmに位置し、薩摩の奥座敷である旧牧園・隼人両町にまたがって、川沿いに10軒ほどの宿が点在している。湯治宿が多いようだ。それにしても、「天孫」という名を冠するのはすごい。ニニギノミコト(天照大神の孫)が天降った天孫降臨(天皇家発祥)の地とされる高千穂峰や霧島神宮が近くだからだろう。緑深く落ち着く所である。
泉質は、(含ナトリウム-カルシウム-マグネシウム)火山性炭酸水素塩泉55℃、無色で微金気臭がする。源泉掛け流しで、効能は、神経痛・創傷・皮膚病など。飲用では、糖尿・痛風・肝臓などに良いそうだ。日帰り入浴は、「鶴之湯」\200など、ほとんどの宿で可能である。なお、宿泊客は入湯手形「湯路」(シール2枚付き\600)で7つの宿で入浴できる(1回1〜2枚)。
木陰にあって川に直接面した開放的な露天岩風呂はなかなかである。これほどのものは他にそう多くないだろう。日帰り入浴であったが、今度はゆっくりしたいものだ。その後、川沿いに国分に出、更にR220を南下して、桜島に向かった。南西に眺められる錦江湾と噴煙を上げる桜島がやはり印象的であった。(観光協会TEL:0995-42-1111→webサイト)
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妙見温泉(新川温泉郷)へのドライブ
▼ (九州道)鹿児島空港IC-R504を南東-天孫川-R223を北で
鹿児島空港ICから所要20分間
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▼ 鹿児島空港ICからR504を北-県道-JR嘉例川駅-天孫川-R223も可。横川ICからはJR肥薩線沿い県道-牧園麓-R223。霧島温泉からはR223-天孫川沿いを南で40分。鉄道では、(JR九州新幹線-鹿児島中央駅-日豊線-)隼人駅から北に15分、(肥薩線)嘉例川駅からは南東に10分。
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新川温泉郷 (天孫川温泉) 華耀亭
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霧島市 牧園町 宿窪田 4124-5 |
0995-77-2316 |
:00-:00
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【入浴】\日帰り○ 【宿泊】\00- |
★★★★☆炭酸水素塩泉56℃。新川温泉郷では最も北に位置する、清流・天孫川沿いの鉄筋コンクリート7階建ての一軒宿(47室・P30台)。湯は、源泉100%掛け流しで、無色透明。渓谷が眺められる洋風ガラス張り石造り内湯・渓流が流れるすぐ横にある開放的で野趣ある天然石造り露天風呂・足湯がある。乗馬・ゴルフ・渓流釣り・登山・グラススキー・なども楽しめる。アクセス:(九州道)鹿児島ICからR504を南東-R223を北で15分、鹿児島市内からは1時間。
サイト |
妙見温泉 石原荘
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霧島市 隼人町 嘉例川4376 |
0995-77-2111 |
10:00-15:00
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【入浴】\1,200- 【宿泊】\18,900- |
★★★★★(含土類)重曹(火山性炭酸水素塩)泉55℃。天孫川(新川)の渓流沿いにあり、雑木林に囲まれた秘湯の宿(15室)。妙見温泉を代表する宿だろう。自噴源泉3。湯は、100%掛け流しで、非加水(炭酸ガスを逃がさず)で貯槽もせず、地中から溢れ出す自然そのままの湯を、浴槽まで空気に触れさせずに引いているそうだ。施設としては、川が眺められるガラス張り洋風大浴場・野趣ある川端露天風呂または渓流沿い最高の野天大岩風呂・客室露天檜風呂などがある。昼休憩()プラン\4,620もある。
サイト |
鶴の湯
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霧島市 牧園町 宿窪田4221 |
0995-77-2483 |
8:00-21:00 火曜休 |
【入浴】\200 【宿泊】\2,500- 宿泊のみ |
★★☆☆☆炭酸水素塩泉℃。湯治宿(室)。天然100%掛け流し。微白濁。内湯・打たせ湯・サウナ・屋根付き岩露天(天孫川渓谷を望む)などあり。
サイト |
忘れの宿 雅叙苑 |
霧島市 牧園町 宿窪田4230 |
0995-77-2114 |
?:00-?:00
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【入浴】日帰り可 【宿泊】\24,510- |
★★★☆☆(含土類)重曹?泉?℃。広大な敷地にある宿(室)。露天風呂付きの非常に広々とした客室が多い。天空露天がある日帰り施設もある。ラムネ湯・打たせ湯・野趣ある大岩露天(混浴)などあり。
サイト |
素泊まりの宿 きらく温泉 |
霧島市 隼人町 嘉例川4385 |
0995-77-2337 |
11:00-20:00
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【入浴】\200内 \500露 【宿泊】\3,800- 素泊まり |
★★★☆☆炭酸水素塩泉(重炭酸土類NaCaMgAlHCO3泉)。天孫川渓流沿いで石原荘の南にある、気楽に温泉を楽しむ湯治宿。坐骨神経痛・リウマチ・皮膚病・糖尿・痛風に効能。飲用(ラムネ)・吸入も可。林の中の開放的な大露天岩風呂があるが、日帰りは+\500。
サイト |
薩摩隼人 妙見ホテル |
霧島市 隼人町 嘉例川4386 |
0995-77-2201 |
10:00-16:00 要問合せ
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【入浴】\300 【宿泊】\10,500- |
★★★☆☆重曹泉52℃。天孫川の清流を望む情緒ある宿(22室)。川の吊橋を挟み本館と別館がある。湯量豊富で、源泉薄めず。リウマチ・皮膚病などに効能。飲泉すればラムネのようで、胃腸・糖尿に効能。大岩風呂・壺湯・寝湯露天・竹垣露天(川の眺め)・元湯(眺めと泉質○)・家族湯4などと8カ所の温泉巡りが楽しめる。日帰りは別館「湯治の宿妙見館」(TEL:77-2211・牧園町窪田・宿泊\6,300)。
サイト |
味の宿 どさんこ |
霧島市 隼人町 嘉例川4403 |
0995-77-2877 |
?:00-?:00 完全 予約制 |
【入浴】日帰り可 要問合せ 【宿泊】\15,000- |
★★★☆☆(重炭酸土類NaCaMgAlHCO3)重曹泉。他の旅館よりやや南にはずれた天孫川沿いにある、九州では珍しい(産地直送の素材を活かした)北海道料理の温泉宿(7室)。全室より雄大な天孫川が眺められる。自噴源泉・掛け流し(非加水・非循環)。玄関の横に飲泉場(飲むと胃腸病によい)あり。皮膚病などに効能。こじんまりしたレンガ造り内湯・電気風呂・源泉地にある(宿から200m離れた)岩造りの小さな湯元露天(川の眺め)・好評の家族露天4(五衛門風呂など・手押しポンプで湯加減を調整・川の眺め◎)。日帰りコース\7,500は要問い合せ。
サイト |
山里の宿 おりはし旅館
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霧島市 牧園町 下中津川 2234 |
0995-77-2104 |
9:00-17:00 第2,4火休 |
【入浴】\500 露天 \300 内湯 【宿泊】\12,225- |
★★★★☆(含土類)重曹泉55℃。天孫川沿い、敷地7万坪の妙見最古(明12)の宿。大木の根がある大岩裂け目ヨリ湧出するのを、「キズ湯」33℃として西南戦争後に島津家家臣が湯治場とする。与謝野鉄幹・晶子も滞在。日経新聞も掲載。自噴源泉100%。野趣ある岩露天あり。「別館山水荘」(6畳間\9,445・湯治可)。露天+\500要予約。
サイト |
(野湯) 和気の湯 |
霧島市 牧園町 下中津川 |
0995-77-2818 |
0:00-24:00
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【入浴】\寸志 【宿泊】 なし |
★★★☆☆重曹?泉40?℃。天孫川支流の中津川を北東(霧島神宮方面)に少し溯った、「犬飼滝遊歩道」脇の河原にある、個人の所有の湯(竹筒に寸志を)。自噴。足元より湧出・気泡・鉄分も混じった臭い。自然なままの長方形コンクリート岩露天(渓流が眺められる)。脱衣所なし・三方に簾の囲い。近くに和気清麻呂を祭った和気神社がある。 |
【所在】 |
清滝15 |
【電話】 |
0173- |
【時間】 |
8:00-。 |
【料金】 |
【入浴】\。【宿泊】\-。 |
【泉質】 |
泉質 |
【施設】 |
宿(室)。 |
【評価】 |
★★★★★ |
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【所在】 |
清滝15 |
【電話】 |
0173- |
【時間】 |
8:00-。 |
【料金】 |
【入浴】\。【宿泊】\-。 |
【泉質】 |
泉質 |
【施設】 |
宿(室)。 |
【評価】 |
★★★★★ |
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【所在】 |
清滝15 |
【電話】 |
0173- |
【時間】 |
8:00-。 |
【料金】 |
【入浴】\。【宿泊】\-。 |
【泉質】 |
泉質 |
【施設】 |
宿(室)。 |
【評価】 |
★★★★★ |
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【所在】 |
清滝15 |
【電話】 |
0173- |
【時間】 |
8:00-。 |
【料金】 |
【入浴】\。【宿泊】\-。 |
【泉質】 |
泉質 |
【施設】 |
宿(室)。 |
【評価】 |
★★★★★ |
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【所在】 |
清滝15 |
【電話】 |
0173- |
【時間】 |
8:00-。 |
【料金】 |
【入浴】\。【宿泊】\-。 |
【泉質】 |
泉質 |
【施設】 |
宿(室)。 |
【評価】 |
★★★★★ |
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【所在】 |
清滝15 |
【電話】 |
0173- |
【時間】 |
8:00-。 |
【料金】 |
【入浴】\。【宿泊】\-。 |
【泉質】 |
泉質 |
【施設】 |
宿(室)。 |
【評価】 |
★★★★★ |
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以下は、参考版(万座・高湯・吉野・天狗温泉、湯ヶ島・越後湯沢温泉)
(気に入った記事を保存していたら、次のようなものが出てきた。2年ほど前の朝日新聞夕刊(2009年)の中に掲載された「よくばり−湯の旅」(右上に縦書き、下に桶と湯煙の絵あり)というものである。)
「雪国」はトンネルを抜けて 越後湯沢温泉 (新潟県)
(最初、このような題がやや大きなポイントの横書きで記され、以下に縦書きで湯ケ島温泉についての本文が続く。紙面のほぼ1/4ページ位の量である。プロはどのように書くのだろうか。紀行文の練習も兼ねて、そのまま書き写してみた。横書きではあるが。2011.09)
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「雪が見たい」と心がざわめく。東京は春爛漫というのに。 東京駅で上越新幹線に飛び乗り、駅弁とうたた寝で1時間余り。国境の長いトンネルを「あっという間に」抜けると、余韻に浸る間もなく、越後湯沢駅にスーッと滑り込んだ。 旅の人々は温泉宿へゆくのだろうか。粉雪がちらつき、「まだ寒いね」と若いカップルが体を寄せ合う。遅い春を待ちわびる、墨絵のような静かな山里は、まぎれなく雪国であった。
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ここを舞台に川端康成は小説「雪国」を著した。芸者駒子と東京の男・島村が出逢い、別れを予感しながら睦み合う悲哀。一本芯の通った強さと、儚く崩れ落ちそうな弱さをもつ駒子の心の揺れが、雪国の情景とともに美しい文章で紡ぎ出される。 川端が滞在した「高半」。駒子のモデルの芸者・松栄と親しんだ川端が、想像をかき立てられた「かすみの間」に、私も腰を下ろす。障子戸を開くとタイムスリップしたかのような、あの雪国。部屋のオレンジ色の薄明かりが夕闇に妖しく浮かぶ。 いで湯は絹のように滑らか。透き通るような白い肌に似合いそうだ。まぶたを下ろす。どこからともなく駒子が現れ、叙情的な三味線の音色を聞かせてくれそうな幻想が広がった。
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旅の終わり、上越線の新清水トンネルに足を運んだ。島村を待ち焦がれる駒子のように、じっと1時間。暗闇から輝きを放つように現れた3両編成の電車は、カタコトと白い里を駆けていった。 (ライター 森厚志)
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(画像は、@左上に紙面1/4の中の60%ほどで14×10.5cm、Aすぐ下に7×5cm、Bそのまま記事を挟んで右端下に地図4.3×3.2cm、と3枚掲載されているが、その説明が同じポイントで以下のようにある。) @新清水トンネルを抜け「雪国」に入るJR上越線。奥の谷川連峰はまだ真っ白だ。Aかすかに硫黄のにおいがする透明な湯=3日、湯沢町B(所在地などの説明は地図の下に) (そして次に、Aの画像の右横に、温泉地や近くの観光地などの説明が、これも同じポイントで以下のように横書き・横2段である。)
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●越後湯沢温泉 宿泊施設は16軒、日帰り入浴可の施設あり。湯沢町内の町営共同浴場5軒。無料の足湯3ヶ所。▽雪国の宿 高半 約800年前に源泉が発見された同温泉の発祥。川端ゆかりの「かすみの間」を保存展示。映画「雪国」(57年)を毎日2回上映。37室。1泊2食付き1万2750円〜。(電話の絵記号)(025・784・3333)。 ● 雪国館 豪雪地帯の生活や文化を紹介する歴史民族資料館。駒子のモデルになった芸者・松栄が住んでいた置屋の一室を移設展示する。川端が愛用した着物や時計、「雪国」をテーマにした日本画なども。(四角い囲いが付いた「前」)9時〜(四角い囲いが付いた「後」)4時半。(四角い囲いが付いた「水」)休み。500円、小中学生250円。(電話の絵記号)0588-85-1110。 ● ぽんしゅ館 越後湯沢駅にある物産販売店。約100銘柄の新潟産地酒をそろえ、500円で5銘柄の利き酒ができる。特産の菓子も。「酒風呂 湯の沢」(800円、小学生400円)は日本酒を入れた内風呂。12月中旬までは(四角い囲いが付いた「前」)9時〜(四角い囲いが付いた「後」)6時(湯の沢は10時半〜5時半)。 ● 【問い合わせ】湯沢町観光協会(025-785-5505)。
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【所在地】 湯沢町 【交通】 越後湯沢駅から徒歩すぐ〜約20分。関越道湯沢インターから車で5分〜10分ほど。 【泉質】 塩化物泉、単純温泉、硫黄泉
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