外環状線(R170)沿い東の山脈側には、結構良い温泉が幾つかある。石切・太子・葛城・嶽山・奥天野・牛滝・奥水間・犬鳴山などの温泉だ。冷鉱泉・低温泉が多いが、今日は犬鳴山温泉を目指すことにした。
富田林に出、国道を南下する。葛城山・金剛山が見えてくる。太陽光に映え、緑が美しい。河内長野・水間を過ぎ、熊取が近づくと道が渋滞する。しかし、国道をはずれ府道を南に進むと、再び快適なドライブが楽しめる。2時間半ほどで到着する。高速なら1時間だが、地震の恐れもあり、あまり好まないのだ。山間の犬鳴川沿いまで来ると、緑が鬱蒼としてくる。いかにも旅をしているという気分になる。
犬鳴山温泉は、泉佐野市にある関西空港の南東に位置し、和歌山県境に近い犬鳴川上流の二瀬川沿いにある。数軒の宿からなり、すぐ目の前に山々が迫る、静かで小さな温泉街だ。修験道場として1000年以上前に山が開かれていたが、開湯は戦後と新しい。
泉質は、純重曹冷鉱泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)16℃で、無色(微濁)透明、微ヌルヌル感がある。効能は、一般的適応症のほかに、美肌・皮膚病・疲労回復など○。どの宿も日帰り可である。
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小さな温泉街
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近くには、奈良時代(8世紀)創建の粉河寺・水間寺をはじめ、中世に豊臣秀吉に敗れるまで1万の僧兵を抱えて権勢を誇ったと言われる根来寺などがある。
犬鳴山で堪能し、峠を越え和歌山に行った。神通温泉や龍門山温泉があるが、また次回に行くことにする。途中の道脇の小屋で近隣のお百姓さんが蜜柑(\200)やイチゴ等を超安価で販売していた。美味しかった。
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犬鳴山温泉へのドライブ
▼ 大阪-中央環状線-美原北-R309-富田林-外環状線-
▼ 河内長野-牛滝川-水間-熊取2km手前-府道を南-
▼ 阪和道交差-犬鳴川沿い(泉佐野打田線)で
所要2時間半。
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高速を利用すれば、阪神高速湾岸線-泉佐野南出口-りんくうタウン駅-関空連絡道を東-上ノ郷IC付近で左折-府道(日根野・粉河方面)、または近畿道-阪和道-上ノ郷IC-では所要1時間(高速料金片道\1,200-\1,500・泉佐野南出口より3km10分)、電車では南海本線泉佐野駅より南東にバス30分、またはJR阪和線日根野駅よりバス20分。
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