left★板書(+発問)★
【二】(承)自分の日々の時間の傍らに置く読書
(本論@…考察)
(どういう本を…どう読むか)
↓
〇(読み通すのでなく)読みさし、読み継ぐ。そうして
<自分の日々の時間の傍らに置く>(読書がある)
↑ ↑
↑ さっと読み飛ばさせない本がある
↑ =最も古い人間の文化のありようを
↑ 最もよく伝えてきた (古典)
↑ ||
〇二千年の命を今も保つ強靭な本(古典)がある
=古代ギリシャやローマの哲学者の本、古代中国の
論語や荘子、キリスト教の聖書、万葉集や詞華集
↓
↓ (読むのを止める、中断する)
○読み切れず、繰り返し読みさすうちに
いつの間にか<本の言葉が自分の中の畳まれていて
全体を読んでいる>
→中断を楽しみとして読む
ことができる本は、良い本である
↓↓↓
◎(自分の)日々(の時間の)傍らに置いて
読みさししつつ読み継ぐ<中断を活かして味わう>
読み方ができる(→読書or本がある)
↓
詞華集というのは、悦ばしい発明だった
▼〈段落まとめ〉
哲学書・論語・聖書などの古典を、日々傍らに置いて
自分の読みたい時間に読んで、止めては読み継ぐのを
繰り返すうちに、いつの間にか本の言葉が自分の中に
畳まれていて全体を読んでいるというような、中断を
活かして味わう、読書のありようもある。
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right★補足(+解説)★
(中断を活かして味わう読書)
★いつも傍らに置いて、自分の読みたい時間に読み、
読むのを止めては、また別の時間に読み継ぐ
or日常の中で、中断(して、内容を思い返しながら
考えたり味わったりするの)を楽しんで読むこと
を繰り返す
☆火を起こして物を作ったりするのは、最も古い人間
の文化であるが、文字を発明して本を読み書きする
のもそうである
・強靭=強くて粘りがある
・畳む=畳み重ねてまとめる、心の中に秘めておく
★いつも傍に置いて、(時々思い返して)じっくりと
味わうような読み方をするうちに、本の言葉が自分
の中に畳み重ねられて自分の血肉となって行って、
いつの間にか全体を読んだようになる
☆読むのを中断した後、じっくりと内容を思い返して
考えるのを味わい楽しむ、ようにして読む
★いつも傍に置いて、読みたい時に読んでは中断し、
(時々内容を思い返して考えて)じっくりと味わい
楽しんで読むうちに、本の内容が自分の中に畳み重
ねられて血肉となって行く
・詞華(シカ)集=優れた詩や文章を集めた書物
☆日々傍らに置き、中断を活かした読み方を味わえる
ものとして、実際の本の形に(して具現化)した
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