夏休み、1週間の東北旅行に出た。急だったため、空路ではなく、車での長駆ドライブとなった。片道1,500km、一気に岩手・青森まではとても無理である。途中、往路は福島で、復路は山形で一泊することになる。 1日目は、朝6時に出発し(こんな事は初めてだが)、日本海側をひたすら走った。曇りがちの天気のおかげで、渋滞に巻き込まれることなく、スムースなドライブを楽しめた。午後2時半頃には、最初の宿泊地の裏磐梯に到着した。
(裏磐梯)猫魔温泉は、山形との県境に近い福島県北西部の、高く聳える安達太良山(東)・吾妻山(北)・磐梯山(南)に囲まれた高原地にある温泉である。五色沼の西で、裏磐梯の勇姿を南に望む、眺望抜群の桧原湖畔(南岸)に立地している。 磐梯山の噴火により大小300余りの湖沼が点在し、ヨーロッパのお伽話のように光がいっぱいの森と湖の中にある。旅館・ペンションなどは10軒ほどあるようだ。
泉質は、含鉄-ナトリウム-硫酸塩-炭酸水素塩泉・含鉄-ナトリウム-塩化物-硫酸塩泉51℃位、鉄分を多く含み、黄金色か濃い黄褐濁色と無色・無臭で、飲用不可。動脈硬化・火傷・皮膚病にも効能がある。日帰り入浴できる宿が多い。 温泉の他にも、ハイキング・サイクリング・カヌー・釣り(ブラックバス)・スキーなど、1年を通してアウトドア・レジャーが楽しめる。
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1日で700km以上走った疲れも、茶褐濁色の露天風呂と桧原湖や山々の眺めが、吹き飛ばしてくれた。遊覧船巡り・ボート遊びなども楽しみたかったが、時間の余裕がない。翌日も、八幡平まで450kmは走る必要があり、先を急いだ。
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裏磐梯猫魔温泉へのドライブ
▼ 京滋バイパス-名神高速-北陸道-新潟中央JCT-磐越道-
▼ 猪苗代磐梯高原IC-R115-R459(五色沼方面)-桧原湖南岸で
猪苗代磐梯高原ICより所要30分
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▼ (東北道)福島西ICからでは、R115を南西で58km。鉄道では、東北新幹線-郡山駅-JR磐越西線-猪苗代駅-バス「磐梯高原」行き40分。東京からの送迎バス(往復\5,000)もあるようだ。
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