left★板書(+発問)★
【三】(転)「おもしろい」がアートの適した評価だ
(具体的考察2)
@<「上手」という評価が苦手を生み出す>
(最初は描く行為自体をおもしろがるが)
↓
〇人間は三歳頃、表彰を描くようになると
個人的な動機づけに
(なぐり書きしていて探索がおもしろい)
社会的な動機づけが、加わる
(他者に伝えられるのが嬉しい)
↓
〇一元的な「上手」という評価を受けるうちに
その価値観を内面化して
写実的に(上手に)描けないから絵が苦手だと思う
者が出てくる
↓ ・ダリの絵を上手だと言うのを聴いて
↓ びっくりすることがあるが…
▼〈段落まとめ〉
人間は最初は描く行為自体をおもしろがっていたが、
三歳頃に表彰を描くようになると、一元的な「上手」
という評価を受けるうちに、写実的に描けない自分は
絵が苦手だと思い込むようになったりする。
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right★補足(+解説)★
(人間の発達に伴う絵の描き方の違い)
発達段階 | 描き方 | 動機づけ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
三歳未満 |なぐり書きを |個人的な動機づけ
|する |=探索する過程が
| | おもしろい
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
三歳頃〜 |表象を描く |個人的な動機づけ
| |=イメージを紙の上
| | に生み出すことが
| | おもしろい
| |社会的な動機づけ
| |=他者に伝えられる
| | ことが嬉しい
・表象=形として表れたもの、表れた形、考えを形に
現わすこと、抽象的な物事を具体的な物事に
よって現すこと
☆著名な画家の絵の批評としては不適切である
or難解な超現実主義の絵を理解するとは驚異的だ
・おもしろい=興味をそそられて、心がひかれること
・上手=物事に巧みなこと→一面的・一元的である
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