玉川温泉 (秋田県)   (鹿角または松尾八幡平IC→R341または盛岡→R46)

 東北旅行3日目、乳頭に行く途中、玉川に立ち寄った。効能が極めて強く、ガンなどの重病でさえ湯治で治る!と言われる、あの有名な温泉だ。八幡平の後生掛からは、青々とした緑の中、国道を南下して40分ほどで着いた。ここもすぐ漂ってくる硫黄臭が感じられた。

 玉川温泉は、岩手との県境に近い秋田県北東部の、八幡平と田沢湖の中間・海抜740mに位置する、効能溢れる癒しの温泉の一軒宿である。白い噴煙が周辺にはモウモウと立ち上がり、独特の荒涼とした風景となっている。湯治場として賑わう大規模な施設で、自炊もでき、近くに姉妹館(北に「湯瀬ホテル」、南に「新玉川温泉」)もある。

 泉質は、非常に濃厚な、酸性-含二酸化炭素-鉄(U)-アルミニウム-塩化物泉98℃,pH1.05、白濁色で、硫黄臭・強ピリピリ感がある。酸性度が日本一(塩酸が主成分)で、源泉の湯は効きすぎるようだ。皮膚病・糖尿・高血圧・動脈硬化・癌など何にでも効能がありそうだ。日帰り入浴は、通行止めで無理な冬期以外は無論OKである。

 周辺観光として、宝仙湖(玉川ダム)25分・田沢湖50分・抱き返り渓谷(東北の耶馬溪)・角館武家屋敷90分・曽利滝・八幡沼40分・史跡(旧)尾去沢鉱山10分……などがある。


新玉川温泉

 新玉川にも立ち寄ったが、雰囲気は少し違ったようだ。その後、水面がエメラルドグリーンのダム湖を過ぎ、秀峰駒ヶ岳を目指して走った。

玉川温泉へのドライブ
▼ 東北道-鹿角八幡平ICより-R341-
▼ 八幡平西麓-後生掛の南西方向で
鹿角八幡平ICより所要1時間
▼観光かねて松尾八幡平ICからではアスピーテライン-八幡平頂上-R341では所要2時間、また盛岡ICからではR46-田沢湖-R341で2時間半。但し、11月〜4月のR341通行止め期間は、田沢湖駅-バス80分-新玉川温泉-雪上車15分-玉川温泉となる。鉄道では、東京-JR秋田新幹線190分-田沢湖駅-バス80分。空路では秋田空港から155分、大館能代空港からでは100分。
温泉施設 玉川温泉旅館
玉川温泉旅館

【所在】 仙北市田沢湖玉川渋黒沢
【電話】 0187-58-3000
【時間】 7:00-20:00。
【料金】 【入浴】\600。冬は日帰り不可。【宿泊】\7,500-。
【泉質】 強酸性-含二酸化炭素-鉄(U)-アルミニウム-塩化物泉98℃,pH1.05。多くの遊離塩酸・微量の放射能を含有。特別天然記念物「北投石」(ラジウムを放射)を生成・産出。各種細菌に対して強力な殺菌力を発揮。1ヶ所からの湧出量(9,000g/分)は日本一。非加水・非加温・非循環・非消毒。白濁色・硫黄臭の特徴。源泉50%の湯が適当で、入浴後は上がり湯が望ましい。
【施設】 白い噴煙が舞う大自然の中にある、温泉の効能が非常に強いことで知られる一軒宿。檜造り大浴槽・地熱利用の岩盤浴(ラジウム療法)・蒸気が噴出する地熱利用のオンドル湯治棟・箱蒸し風呂・美肌効果のある泥湯・サウナ・打たせ湯・白濁露天風呂(混浴)などがある。
【評価】 ★★★★☆(2009.08)誰もが認める効能日本一の温泉。
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淡い青白濁色の川(湯温40℃位=自然の露天風呂?)
東北道 ⇒ 松尾八幡平IC ⇒ アスピーテライン ⇒ 八幡平頂上 ⇒ 蒸の湯 ⇒ 後生掛 ⇒ R341 ⇒ 玉川温泉