3泊4日の旅に出た。行先は長野・岐阜・富山で、妻も2匹の犬も一緒だ。愛車は、暗赤色のハイラックス・サーフ3,000cc。2日目は、白骨温泉から国道を西に向かう。昨年行った平湯温泉を通過し、新穂高温泉に行った。山々の緑でV字型に縁取られ、空が眩しい。向こうに見えるのは槍ヶ岳か。
新穂高温泉がある奥飛騨温泉郷は、長野との県境に近い岐阜県北東部に位置し、日本の屋根・北アルプスの懐に抱かれて、槍・穂高などを望み、大自然と一体となった露天風呂が多いことで知られる温泉郷である。穂高連峰の西側を流れる蒲田川に沿って、平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高といった5つの温泉街が点在していて、その最奥に位置するのが新穂高温泉である。 信州の上高地とは北アルプスを挟んで反対側に位置し、槍ヶ岳・穂高岳への登山口となっていて、昔から登山客に親しまれてきた所だ。
泉質は、単純泉(ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物泉など)が多いようだが、単純硫化水素泉・重曹泉・食塩泉もある。泉温は28-98℃、無色または乳白色で無臭、快い硫黄臭がする湯もある。神経痛・皮膚病・胃腸病などに効能があるそうだ。 日帰り入浴は、現在ではほとんどの宿で可能である(但し、時間は要注意)。村営の共同浴場をはじめ、自然な感じの露天風呂も至る所にあり、混浴も多い。
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観光としては、北アルプスの雄大な自然美のパノラマが感動的な新穂高ロープウェイ(標高差1,039mをゴンドラで上昇・往復\2,800)は絶対に乗らないではいられない。登山・ハイキング・渓流釣りなども楽しめそうだ。
外から丸見えの露天風呂、幾つ浸かっただろうか。岩の向こうには、川も山も空もそしてロープウェイも、のんびりと眺められる。ここには人を拘束する都会の時間はない。奥飛騨の美しい景色と自由な開放感は、それを求めて訪れる人々を絶えさせないようである。 つい最近、北陸から高速をはずれて山間を縫う国道を南下し、新穂高に立ち寄ることがあった。やはり他とは違った世界に感じられた。
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(奥飛騨)新穂高温泉へのドライブ
▼ 京滋バイパス-名神-東海北陸道-飛騨清見IC-中部縦貫道-
▼ 高山IC-R158-平湯-R471-福地-新平湯-栃尾-県道を東で
飛騨清見ICより所要2時間(京阪神より5時間・高速片道\6,500)
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新穂高ロープウェイ
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槍ヶ岳
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▼ 中央道からは、長野道-松本IC-R158-新島々-安房トンネル-平湯-R471。鉄道では、(JR高山線)高山駅-北東にバス2時間、JR松本駅からは西にバス85分。また高速を利用しないならば、枚方-京田辺-R307-信楽-彦根-R21-関ケ原-大垣-美濃加茂-R41-下呂-高山-R158-平湯IC-R471-栃尾-新穂高で所要8時間(2004.7ルート)。
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西穂高岳
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