西吉野の山を越えて、本宮温泉郷にはよく行く。湯の峰・渡瀬・川湯は有名だ。しかし、周辺の奥熊野には、他にもマイナーな温泉が幾つも点在している。奥瀞・湯ノ口(入鹿)・熊野川・雲取・女神の湯などだ。高温泉ではないが、今回はそういう所を訪れることにした。
道は細くクネクネとした山道ばかりである。だが、海沿いの高速に劣らず意外と早く行け、緑もいっぱいである。まだしばらく若い(?)間は、この道を利用しようと思う。富田林・五条から十津川まで南下すると、村役場に隣接して道の駅がある。漂う硫黄臭が快い足湯があり、男女数人のライダーも休んでいた。再びハンドルを握り数十分すると、本宮の大鳥居が見えて来た。目的の幾つかの温泉へは、あと30分〜1時間ほどである。
奥熊野の温泉は、和歌山県南東部で和歌山・奈良・三重の3県が接する県境に位置し、いずれも山中の川沿いの一軒しかない温泉地である。緑が鬱蒼としており、本当の秘境のような所である。
泉質は、単純硫黄泉(アルカリ性低張泉)・アルカリ性単純泉(低張性低温泉)27-29℃,pH8.3-9.7・純重曹泉(弱アルカリ冷鉱泉)など、無色・無臭(微硫黄臭)で、サラッとした感じである。日帰り入浴はどの施設もOKである。
近くには、歴史ある熊野本宮大社・熊野古道があり、熊野川舟下り・瀞峡ウォータージェット船なども楽しめる。
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「世界遺産」の風景と温泉に癒された後は、海沿いの田辺に向かった。帰途は高速を利用することにした。白浜温泉や海南マリーナシティなどから帰る車だろうか。かなり渋滞していて、ちょっと疲れた。やはり山道で帰る方が正解だったか。
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奥熊野の温泉へのドライブ
▼ 近畿道-松原JCT-西名阪道-柏原IC-R165バイパス-御所-R24-
▼ 五条-R168-西吉野-十津川-本宮-R168,R169,R311などで
大阪より所要5時間(五条より3時間半)
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▼ 近畿道-松原JCT-阪和道(2時間)-紀伊田辺IC-R311(1時間)-本宮-R168,R169,R311では4時間。また中央環状-美原北-R309-富田林-御所-R24-五条-R168-十津川-本宮-R168,R169,R311では5時間半。鉄道では、近鉄八木駅から4時間半・JR紀伊田辺駅またはJR新宮駅から1時間-1時間半をバス、後はタクシー等で。
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