5泊6日の夏の北海道旅行も、今日で5日目だ。支笏湖・登別・層雲峡・阿寒湖と宿泊し、知床に行く途中、屈斜路湖や摩周湖にも立ち寄ることにする。阿寒湖から国道を東進して、弟子屈から地方道を北上する。 布施明の歌で有名な「霧の摩周湖」は、珍しく晴れていて絶景であった。川湯のすぐ南には硫黄山(アトサヌプリ)があり、独特の臭いを漂わせながら白い噴煙がモウモウと立ち昇り黄色い地肌を見せていて、ここにもこんな所があるのかと意外であった。
(屈斜路)川湯温泉は、世界遺産に登録された知床の100kmほど南西で、網走の南・根室の西に当たる北海道東部に位置し、火山陥没でできたカルデラ湖である屈斜路湖の北東にある最も代表的な温泉地である。摩周湖から国道391号線を横切って西の屈斜路湖に行く途中の地方道沿いに、ホテル・民宿などが20軒ほどある。 セセキベツ(湯ノ川)とアイヌ人に呼ばれていたが、函館に「湯の川温泉」があるため、「川湯」と名付けたという。名横綱大鵬の出身地でもあり、銅像や相撲記念館があり、祭りには女相撲大会も実施されるという。
泉質は、(川湯温泉街は)酸性硫黄泉か酸性明礬緑礬泉・(川湯駅前は)重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)・(仁伏温泉は)単純泉35-65℃,pH1.9位で、無色または白濁色。一般的適応症・糖尿病・動脈硬化・高血圧・皮膚病・消化器病などに効能がある。すべて循環なしの源泉掛け流しで、日帰り入浴可の宿が多い。
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南西に位置する屈斜路湖東岸(砂湯・コタンの湯など)や南岸(和琴など)には、野趣ある露天風呂が沢山あるようだ。其処彼処を訪ねて行く「温泉のハシゴの旅」は、まだまだ続きそうだ。
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(屈斜路)川湯温泉へのドライブ
▼ 関西空港-新千歳空港-道央道-旭川-比布JCT-R450-R39-
▼ 北見-美幌-R243-屈斜路南岸-東岸-コタン-砂湯-北東で
新千歳空港より所要6時間半
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▼ 前日の阿寒湖からでは、R241-弟子屈-R391-JR川湯温泉駅-地方道を北西。空路では、女満別空港よりR39-地方道-R334-小清水-R391で車50分(網走からは60分)、また釧路空港よりR391-弟子屈-屈斜路湖の北東で車100分。鉄道ではJR釧網線-川湯温泉駅-バス5〜10分。
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