川浦温泉 (山梨県)   (甲府昭和IC→R140)

「山県館」混浴露天風呂

 5月、もう初夏だ。また東に向かった。最近、中央道に乗ることが多い。岡谷JCTで南下し、諏訪サービスエリアで休憩した。土日1000円高速のおかげで、お祭りのようだ。湖を背景にして写真を撮る人も多い。八ヶ岳を左手に見ているうちに、正面から富士が勇姿を現し始めた。目的地までは、あと1時間ちょっとである。

 川浦温泉は、埼玉との県境に近い山梨県最北東部を流れる笛吹川沿いにある温泉である。雁坂トンネルを越えればもう秩父といった国道の脇に、一軒宿があるのだ。途中にも幾つかあったが、この辺りは温泉が多く湧くようだ。


 泉質は、アルカリ単純泉40℃,pH9.2で、無色(微白濁)・無臭(微硫黄臭)。日帰り入浴はOKである。
 湯に浸かりながら、甲斐の山並みを堪能し、2つ目の目的地に向かい南下した。ほったからし温泉である。観光は、河口湖まで60分、昇仙峡まで90分、身延山まで120分、他に西沢渓谷などもあるが、次に回すことにした。

川浦温泉へのドライブ
▼ 京滋バイパス-名神高速-中央道-甲府昭和IC-R20バイパス-
▼ 西関東道(R140)-笛吹川フルーツ園-R140で
甲府昭和ICより所要40分
▼ 東京からは、勝沼ICより県道-塩山駅-R140で40分。鉄道では塩山駅より西沢渓谷行きバス35分。
温泉施設 山県館
山県館

【所在】 山梨市三富川浦1140
【電話】 0553-39-2111
【時間】 11:00-18:00。
【料金】 【入浴】\1,500。【宿泊】\19,050-。
【泉質】 アルカリ単純泉40℃,pH9.2。湯は、湧出1,250g/分・源泉100%掛け流し(シャワーも源泉)で、無色(微白濁)・無臭(微硫黄臭)・ヌルヌル感といった特徴。
【施設】 秩父・甲斐の2,000mの山々が連なる分水嶺から流れる笛吹川上流の渓谷にあり渓谷を一望する宿(37室・P60台)。「源泉湯宿を守る会」「五つ星の湯宿」「温泉遺産を守る会」認定の宿で、浩宮皇太子殿下の御来訪時の石碑や写真も館内に飾られている。開湯は鎌倉時代、武田信玄の家臣山県の子孫が経営。山々を眺望するガラス張り大浴場・川沿いにあって自然を体感でき渓流を一望する大きな屋根付き露天岩風呂(混浴・日の出〜朝8時は女性専用)・貸切絶景露天風呂などがある。露天付き客室も4つある。サウナはなし。テニス3面可。食事は、馬刺し・鯉の活造り・猪豚料理。立地の割りに高めの料金設定だが、人気があるようで、日帰り客が絶えることはないようだ。
【評価】 ★★★★☆(2010.05)泉質は内湯の方が良いようだ。
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大浴場(女性用は更に眺めが良いらしい)

半露天風呂
京滋バイパス ⇒ 名神高速 ⇒ 中央道 ⇒ 甲府昭和IC ⇒ R20バイパス ⇒ 西関東道 ⇒ 笛吹川フルーツ園 ⇒ R140 ⇒ 川浦温泉