課題漢文1「学習の手引き」
left★原文・現代語訳★   
「古典現代語訳ノート」(普通クラス)
   課題漢文1「学習の手引き」

〈第一学習社「言語文化」〉教科書p.240〜241




right★補足・文法★   
(学習)2022年9月

                    
問題 【一】 【二】 【三】 【四】
【五】 【六】 【七】 【八】
left★原文・現代語訳★   
〈授業の展開〉

【一】読む順番

1.215436
2.152346
3.126354
4.614235
5.125634

right★補足・文法★   


left★原文・現代語訳★   
【二】返り点

1.所 向 無 敵 。
   レ   レ
2.人 非 木 石 。
     二   一
3.略ー定 秦 地 。
   二     一
4.欲 改 推 作  敲 。
   二 レ   一レ
5.無 友 不 如 己 者 。
   レ 二 レ レ   一
6.吾 不 復 夢 見 周 公 。
     三     二   一
7.如 揮 快 刀 断 乱 麻 。
   下 二   一 中   上

right★補足・文法★   

3.文章の表現を吟味・修正する、という「推敲」に   ついての故事。
5.(Aは)Bに如(し)かず=(Aは)Bに及ばない。

6.周公=孔子の理想とする人物。
7.四字熟語「快刀乱麻」=鋭利な刃物で、もつれた   もつれた麻糸を断ち切るように、物事を鮮やかに   処理すること。

left★原文・現代語訳★   
【三】返り点

1.習 与 性 成 。
     レ
2.防 民 之 口 、甚 於 防  水 。
   二     一  二   一レ
3.忠 言 逆 於 耳 、而 利 於 行 。★
       二   一    二   一
4.有 一 言 而 可 以 終 身 行  之 者 乎。
   下      二     一レ   上

right★補足・文法★


1.習慣は生まれつきの性質のようなものになる。

2.言論の自由を抑圧するのは、治水より難しい。

3.真心を込めて諫める言葉は、素直に聞けないが、   役に立つ。
4.一言で言えるような徳目で、人が生涯それを行う   価値のあるもの(徳目)はあるでしょうか。

left★原文・現代語訳★   
【四】書き下し文

1.仁は人の心なり。
2.苗は則ち槁れたり。
3.筏に乗りて海に浮かばん。
4.二月の花よりも紅なり。
5.会稽の恥を忘れたるか。
6.独り心に愧ぢざらんや。
7.甚だしきかな愛憎の時。
8.尭舜人と同じきのみ。

right★補足・文法★

1.思いやりの心は、人が本来持っている心である。 5,会稽の恥=越王勾践が呉王夫差と戦って、会稽山   で囲まれ、負けて辱めを受けたという故事から、   敗戦の恥辱、以前に受けたひどい恥。
6.どうして心に恥じないことがあろうか。
  →独リ…んや=(反語)どうして…か(いや…ない)
8.中国の伝説時代に、理想的な政治を行った聖王と   される堯や舜も、目は二つ、口は一つであって、   普通の人と同じである。  →耳=限定(…だけ)

left★原文・現代語訳★   
【五】返り点と送り仮名

   ニ タラント
1.将 来 。
   レ
   ニ  ル
2.当  然 。
   シレ
   ニ  ル
3.応  有 意 。
   シレ レ
   ニ ラント ノ ヲ
4.将 限   其 食 。
   レ 二     一
     ニ タント ヲ
5.趙 且 伐   燕 。
     レ レ
   シク ル   ニ
6.宜  在 高 位 。
   シレ 二   一
   ゾ  ニ ガ ハ  ヲ
7.盍  為 我 言  之 。
   ル二 レ   一レ
   ラク シム   ノ ヲ
8.須  惜  少 年 時 。
   シレ 二      一

right★補足・文法★



1.今にも来ようとするだろう。

2,当然そうであるはずだ。

3.きっと意思があるはずだ。

4.今にもその食料を限ろうとするだろう。

5.趙が今にも燕を攻めようとしている。

6.高い位にあるのが宜しい。

7.どうして私の為にこの事を言ってくれないのか。

8.少年の時を惜しむことが必要である。


left★原文・現代語訳★   
【六】書き下し文

1.酒に対しては当に歌ふべし。★
2.猶ほ子の父に事ふるがごときなり。
3.盍ぞ其の本に反らざる。★
4.幽人応に未だ眠らざるべし。
5.且に後に国の患ひと為らんとす。
6.意を得ば須らく歓を尽くすべし。
7.宜しく其の長ずる所を取るべし。




right★補足・文法★
1.酒を前にしたら(当然)歌うべきだ(or歌おうぜor   歌うしかないでしょう)。
2.ちょうど子が父親に仕えるようなものである。
3.どうして(その)根本に立ち返ららないのか。
 (政治は、刑罰や法律よりは、道徳こそが根本だ)
4.ひっそりと暮らす貴方は、(松ぼっくりの落ちる   音がして)きっとまだ眠っていないはずだ。
5.(今にも)後に国の憂いとなろうとするだろう。
6.人生で得意の時には(心に適うことがあれば)、   歓び(歓楽)を(味わい)尽くすべきである。
7.(人材を採用する場合は)その人の長所を生かす   ようにするのが宜しい。

left★原文・現代語訳★   
【七】返り点と送り仮名

   (ふる)フ
1.地 震 。
       
   ク ヲ
2.避 難 。
   レ
  (あ)タル ニ
3.中   毒 。
   レ
   ダ(しか)ラ
4.未  然 。
   レ
 (すで)ニ(しか)リ
5.已   然。
       
     カラ ク
6.不 可  避 。
   レ レ
     ニ (い)デ
7.不 世  出 。
   二    一
   ダ テ ラ
8.未 曾 有 。
   レ レ

right★補足・文法★



            ヘンデル「協奏曲ト短調」

left★原文・現代語訳★   
【八】書き下し文

1.日に進み月に歩む。
2.心を以って心に伝ふ。
3.名有りて(or有るも)実無し。
4.百たび発して百たび中(あ)たる(or中つ)。
5.機に臨み(て)変に応ず。
6.善を勧め(て)悪を凝らす(or凝らしむ)。
7.土を巻き(て)重ねて来たる。
8.傍に人無きがごとし。

right★補足・文法★


1.日に日に、絶え間なく進歩すること、という意味

3.名声や評判だけは立派だが、実質が伴わないこと

5.時機(その時その場)に応じ、適切な処置をとる   こと。
7.一度敗れた者が(土煙が巻き上がるように激しく)   再び勢いを盛り返して攻めて来る(巻き返す)こと

写真は、ネット上のものを無断で借用しているものも あります。どうぞ宜しくお願い致します。

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