ほったらかし温泉 (山梨県)   (甲府昭和IC→R140)

富士山(「あっちの湯」露天風呂より)

 5月、新緑が美しい。日曜日、また中央道に乗った。甲斐の川浦温泉に行った。その後、「ほったらかし」という、実に奇妙な名の温泉にも寄った。だが、これが今日の本命である。

 ほったらかし温泉は、山梨県中央部の甲府市より少し東の、笛吹市にある温泉である。笛吹川フルーツ園内を通り、富士屋ホテルを過ぎた先にある。山のてっぺんで、甲府市街をかなり下に見下ろし、あの富士山も正面に望む、すごい所だ。途中に「赤松の湯」もあるが、更に上に登った所である。


 泉質は、アルカリ単純泉32-41℃,pH9.6-10.1、無色または淡黄褐色で、極めて薄い泉質だが、ヌルヌル感は非常に強い。
 湯は熱い湯と温い湯とがあり、とにかくあまりの絶景に、いつまでも浸かっていることができた。一緒に行った人も十分満足したようだった。帰途は6時間を要し、さすがに少し疲れた。


「ほったらかし温泉」休憩コーナー
ほったらかし温泉へのドライブ
▼ 名神高速-中央道-甲府昭和IC-R20バイパス-西関東道-
▼ R140合流手前-笛吹川フルーツ園-富士屋ホテル-赤松の湯で
甲府昭和ICより所要25分(甲府市より30分)
▼ 東京からは勝沼IC-一宮浅間神社-山梨市駅-笛吹川フルーツ公園。鉄道ではJR山梨駅よりタクシー10分(\2,000)。
温泉施設 ほったらかし温泉 あっちの湯こっちの湯
ほったらかし温泉 あっちの湯こっちの湯

【所在】 山梨市矢坪大沢三1669
【電話】 0553-23-1526
【時間】 日の出1時間前-22:00。
【料金】 【入浴】こっちの湯\600・あっちの湯\700。【宿泊】なし。
【泉質】 アルカリ単純泉32-41℃,pH9.6-10.1。深層1500mより湧出183-306g/分(動力)。主成分は、ナトリウム 23-51・炭酸 25・硫酸イオン 7-12mg/kgと、泉質は極めて薄い。湯は、無色または淡黄褐色で、ヌルヌル感が強い。上の内湯は熱い湯だが、下の露天に行くにつれ温い湯になる。
【施設】 東京から中央道で2時間ほどの甲府東方の海抜700mにあり、富士山の絶景を望み甲府盆地を見下ろす眺望抜群の入浴施設。大きな湯船と絶景を誇り、遠く北海道や九州からも来る人も多いという。春は盆地が桃の花でピンクの絨毯のように見えるらしい。施設は確かに「ほったらかし」の名の如く、未舗装で砂埃が舞う駐車場の奥に、トタン屋根を葺いたバラック小屋のような湯屋があるというものであった。開湯は平成になってからで、「こっちの湯」(\600)が1999年、「あっちの湯」(\700・スケールが2倍)も2003年と新しい。眺望の良い「あっちの湯」の方が人気があり、若い人や家族連れが非常に多いようだ。木造コンクリート内湯・上段下段からなる眺望抜群の露天風呂(木枠コンクリート造りと岩風呂)・中広間・軽食コーナーがある。P280台。
【評価】 ★★★★★(2010.05)初めて目にする絶景であった。
.

甲府市街(「あっちの湯」上段の露天より)

「あっちの湯」下段の露天と寝転びデッキ
京滋バイパス ⇒ 名神高速 ⇒ 中央道 ⇒ 甲府昭和IC ⇒ R20バイパス ⇒ 西関東道 ⇒ R140合流手前 ⇒ 笛吹川フルーツ園 ⇒ 富士屋ホテル ⇒ 赤松の湯ぷくぷく ⇒ ほったらかし温泉