3回目くらいだろうか、この方面に行くのは。あいにく一宮付近でゲリラ豪雨に見舞われたが、半時間ほどで止む。荘川で高速を下り国道を北上した。白川郷に行く途中にあり、春ならば荘川桜・御母衣(ミボロ)湖を眺めながらのドライブは、更に爽快であったろう。
平瀬温泉は、富山や石川との県境に近い岐阜県最北部に位置する霊峰白山への登山口となっていて、その北東麓を流れる清流・庄川沿いにある素朴な山峡の温泉地である。飛騨高山の北西で、「世界遺産登録」白川郷の南10kmに位置し、白山中腹に湧く温泉は、麓の宿で引湯し、「子宝の湯」として親しまれている。旅館7軒・共同浴場1軒の他、村営露天風呂や大きな日帰り施設がある。更に北の白川郷や南の荘川にも1軒ずつ温泉施設が存在する。
泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(含硫黄食塩泉)・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(重曹泉)・ナトリウム-塩化物冷鉱泉(弱アルカリ性低張性食塩泉)20-95℃,pH7.5-8.4など、無色(または薄黄茶色)・無味・無臭(または硫黄臭)で、微ツルツル感がある。源泉掛け流しであることが多く、胃腸病・慢性中毒症・糖尿病・皮膚病・美肌などにも効能がある。日帰り入浴はほとんどの施設で可能であり、ゆったりとした自然の中で小旅行気分が味わえる。
2008年には「飛騨清美-白川郷」25kmの急峻な山岳地帯の難工事も終わり、東海北陸道の全区間185kmが全通して、更に観光客が増えそうである。記念で「白山スーパー林道」も、\3,150が\2,500と割引しているそうだ。
北に位置する白川郷には、平家落人が住み着いたと言われる100軒以上の荻町合掌集落がある。五箇山にも合掌集落があり、近くには他にも多くのスキー場や、有名な大牧温泉・奥飛騨温泉郷などもある。
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白川郷ICから白山スーパー林道を西に30分ほど行けば、超秘湯の「親谷の湯」もある。また、すぐ北には豊かな漁場・富山湾があり、新鮮な魚介類も味わえる、なかなかの所である。
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(白川郷)平瀬温泉へのドライブ
▼ 名神高速-一宮JCT-東海北陸道-
▼ 荘川ICより-R156を北-御母衣湖-北の国道端に30分で
大阪より所要3時間半(高速料金片道\4,000位)
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▼北陸道経由であれば、小矢部砺波IC-東海北陸道-白川郷ICより-R156を南-20分。鉄道では名古屋駅-JR高山線-「ワイドビュー飛騨」2時間-高山駅-バス1時間-白川郷-タクシーなど。
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