冬12月だ。このところ信州に行きたいと思っていたが、今日は雪も降っていない。名神・中央道を通り、小牧・中津川・飯田を過ぎ、駒ヶ根で高速を下りた。白い雪をいただいた駒ヶ岳を、麓の温泉から一度眺めたいと思っていたのだ。やや曇天であるが、幸運なことに真上だけは青空であった。
インターから5分ほどで着いたが、そのまま通り過ぎて麓まで行った。真っ白な雪道も、四輪駆動車だからほとんど影響はない。だが、ロープウェイは運休していたのだろうか(?)、頂上の千畳敷カールには行けなかった。Uターンすることにしたが、麓の温かい湯は冷えた身体に堪らなかった。
(駒ヶ根)早太郎温泉は、長野県南部の諏訪と飯田の中間に位置し、中央アルプス駒ケ岳南東の懐に抱かれるような駒ヶ根高原の大田切川沿いにある温泉地である。十軒ほどの宿があり、駒ケ岳千畳敷カールのある中央アルプスと、3000m級の赤石岳・北岳・仙丈ヶ岳などの南アルプスの両方を望むことができる。その美しい山々の眺望は、絶景としか言いようがないほどである。 温泉名の由来は、昔、寺で飼われていた犬の「早太郎」が怪物を退治し人々を救ったという伝説によるものらしい。
泉質は、アルカリ性単純温泉28℃,pH7.5で、無色・無臭。肌がスベスベ・シットリ・滑らかになるなどの効能があるようだ。日帰り施設としては、いずれも眺望が良い「こまくさの湯」「露天こぶしの湯」がある。一般の宿も、食事付きを前日に予約すれば入浴が可能なようだ。
観光としては、駒ケ岳ロープウェイが何と言っても一番だろう。高低差950mで、標高2,612mの別世界より南アルプスや富士山を眺望でき、千畳敷カールも散策することができる。
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駒ヶ岳ロープウェイ方面
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他にも、光苔の名勝光前寺・美術館・食事や地ビールなどの買物ができる駒ヶ根ファームス・川遊び・スキーなどが近くにある。観光スポットが集中していて、ヤングファミリーから年輩まで幅広い年代で楽しめるようだ。 また、伊那IC-R361-権兵衛トンネル-木曽福島と北西に行けば、木曽馬の故郷である景色の綺麗な開田高原があり、更に西に行けば御岳や濁河温泉に行くこともできる。
日が暗くなりかけたので、今日は帰ることにした。師走も下旬だからか、所々で事故があったようだが、渋滞はほとんどせずスムースであった。
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(駒ヶ根)早太郎温泉へのドライブ
▼ 京滋バイパス-瀬田東JCT-名神高速-小牧JCT-
▼ 中央道-駒ヶ根IC-県道を北西で
駒ヶ根ICより所要5分前後(京阪神から4時間、東京から3時間)
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▼ 鉄道では、JR中央線-駒ヶ根駅-ロープウェイ線「しらび平」行きバス10分。
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