8月上旬、山陰の羽合温泉と東郷温泉に行った。1週間の北海道旅行を申し込んだ所、旅行会社の抽選で招待されることになったのである。JR特急券・指定席券もホテル代もすべて無料である。だから、北海道から戻り、1日だけ自宅で休んで再び出かけるという、嬉しくも忙しいものであった。 いつもは車のドライブが多いが、今回は電車での旅である。智頭急行「スーパー白兎」からは、車窓の風景をゆっくりと楽しむことができた。姫路から中国山地を横断し、鳥取・湖山池・白兎海岸を過ぎて、日本海を眺めていると、3時間ほどで最寄の倉吉駅に到着した。
羽合温泉は、鳥取県中央部の日本海近くに位置し、天保の頃から東郷湖の湖底から70℃の湯が湧出する、北西湖岸の温泉地である。まるで湖上に浮かんでいるかのように、突き出た半島に幾つかの宿が建ち並んでいる。湖の南東対岸には、東郷温泉の街並みも見える。
泉質は、弱食塩泉・ナトリム硫酸塩(芒硝)泉で、70℃位と高温で、無色・無味・無臭。湯は温泉管理組合で泉源を集中管理している。日帰り入浴は、「湯巡り切符」(6枚綴り\1,500)があり、羽合温泉と東郷温泉の各旅館に2〜3枚で入浴できる。足湯施設(10〜21時)も多く、夏の海水浴シーズンは特に賑わうようだ。 青い海と白砂と木々の緑が絶妙なハワイ海水浴場は、すぐ北にある。他にも、神話で知られる白兎海岸・風紋が美しい鳥取砂丘・古代中国の山水美が再現され中国風お化け屋敷や雑技団の演技などもある中国庭園の「燕趙園」などがある。良い所だ。
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左が「望湖楼」、右が「千年亭」
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ここは、2006年に行くつもりだったが、急に四国・山陽方面に変更したのだった。因みに、当時の予定コースは、(岡山)真賀-足-郷緑-下湯原-湯原「砂湯」「八景」-(鳥取)三朝「河原露天」「依山荘」「大橋」「三朝館」-東郷「水明荘」「谷水」「湖泉閣」-羽合「望湖楼」「千年亭」-(島根)皆生-玉造「長楽園」-立久恵峡「御所覧場」-三瓶「三瓶荘」-(広島)湯来「河鹿荘」「湯来ロッジ」-鞆の浦「鴎風亭」-(岡山)和気鵜飼谷-鷲羽「ハイランド」-(兵庫)赤穂「簡保の宿」などであった。
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羽合温泉へのドライブ
▼ 中国道-院庄IC-R179-奥津-人形峠-倉吉-北東で
院庄ICより所要75分(60km)(大阪からは3時間30分)
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▼ 落合JCT-米子道-湯原ICからはR313で40分(30km)、京都からはR9-鳥取-東郷湖の北西で6時間。鉄道では、JR大阪駅-スーパー白兎(山陽線-智頭急行-山陰線)3時間-JR倉吉駅-車10分。
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