八幡平温泉郷 (岩手県)   (松尾八幡平IC→アスピーテライン)

八幡平ハイツ

 1週間の東北温泉巡り、2日目、福島の裏磐梯を出発した。青森・岩手・秋田には、憧れの秘湯がたくさんある。今日は、奥州を東西に分ける屋根、八幡平を目指した。昨夜は茶褐色・鉄臭だったが、今度は白濁色・硫黄臭が待っている。数回サービスエリアで休憩し、5時間ほどで到着した。先に松川温泉に立ち寄ってから、宿泊ホテルに行った。

 八幡平温泉郷は、秋田との県境に近い岩手県北西部の、岩手山北西の八幡平東麓の山間に点在する風情ある温泉の一つである。秋田県の後生掛や玉川温泉からは、アスピーテラインを通り県境を越えて行った山麓にある。ペンションや別荘、4軒のホテルがある温泉地である。いずれも露天風呂を備えていて、湯巡りが楽しめ、良質な温泉として有名である。登山・スキー・キャンプをする人や湯治客が多い。

 泉質は、単純硫黄泉(硫化水素型・弱酸性高温泉)65℃位、薄い乳白濁色または無色で、微硫黄臭がする。一般的適応症・皮膚病・糖尿病などにも効能がある。どの宿も日帰り入浴ができる。


 観光は、山・沼・樹海・噴煙・スキー・登山など色々で、食事は、前沢牛が美味である。しかし、実を言うと個人的には満足はできなかった。天候が悪く、期待していた岩手山・八幡平を露天風呂から眺望できず、また、夕食時のレストランは、「青森ねぶた祭り」などに客のほとんどが行ったらしく、他に誰もいなかったのだ。(深夜戻ったらしく、翌朝のバイキングは100人ほどでごったかえしていたが。)

八幡平温泉郷へのドライブ
▼ 東北道-松尾八幡平IC-アスピーテライン方面-
▼ 地方道を南西で
松尾八幡平ICより所要20分
▼ 鹿角八幡平ICからではR341-アスピーテライン-後生掛-蒸の湯-見返峠-で所要2時間30分。鉄道では、JR盛岡駅よりバス。
温泉施設 八幡平ハイツ 八幡平ライジングサンホテル 八幡平ロイヤルホテル 八幡平リゾートホテル
八幡平ハイツ
【所在】 八幡平市松尾寄木1-590-4
【電話】 0195-78-2121
【時間】 8:00-20:00。
【料金】 【入浴】\600。【宿泊】\9,000-。
【泉質】 単純硫黄泉(硫化水素型)。
【施設】 松尾八幡平ICより南西に松川温泉に行く途中で、雄大な岩手山が目前にある、赤い三角屋根が印象的な高原リゾートらしい佇まいの宿(41室)。サービス・料理・施設・露天風呂などは、八幡平温泉郷で最も充実しているようだ。施設は、内湯・サウナ・水風呂・岩手山の大きな焼け石を配したダイナミックな庭園風屋根付き露天岩風呂(雄大な岩手山が目前で最高)または露天檜風呂(男女入替)・貸切・足湯がある。
【評価】 ★★★★☆日帰りや宿泊の客の出入りが絶えない。
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八幡平ライジングサンホテル

【所在】 八幡平市松尾寄木八幡平温
【電話】 0195-78-2170
【時間】 14:00-20:00。
【料金】 【入浴】\600。【宿泊】\10,650-。
【泉質】 単純硫黄泉65℃。薄い白濁色・微硫黄臭。
【施設】 八幡平の大自然に抱かれたリゾートホテル(60室)。実際には、民宿に毛の生えた保養所のような施設で、サービス・料理の割に奉仕料も\3,260徴収する、やや期待はずれの所である。ガラス張り洋風内タイル湯(収容50名)・サウナ・屋根付き露天石風呂(雄大な岩手山の眺めのはずだが、雨で見えず)がある。食事も、美味に舌鼓を打つはず(岩手名産前沢牛瓦板焼きなど)だったが、多くを残してしまった。
【評価】 ★★☆☆☆(2009.08)夕食後ロビーで玉突きができ、少し機嫌を直した。
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八幡平ロイヤルホテル
【所在】 八幡平市松尾寄木第一地割590-5
【電話】 0195-78-3311
【時間】 11:00-21:00。月木15:00-21:00。
【料金】 【入浴】\1,000。【宿泊】\11,500-。
【泉質】 単純硫黄泉。
【施設】 ゆったりとした客室(洋室36u・和室10畳)から岩手山と八幡平が一望できる絶好のロケーションの、最も規模が大きいリゾートホテル(229室)。高層ホテルで外観も最高で女性好みであり無難だが、温泉は松川温泉より引き湯していて、地下1階にある。大浴場・サウナ・格調ある日本庭園風の露天岩風呂がある。P210台。
【評価】 ★★★☆☆次回は、ロイヤルかハイツに泊まろう。
八幡平リゾートホテル
【所在】 八幡平市松尾寄木第一地割509-1
【電話】 0195-78-4111
【時間】 12:00-17:00。火曜休。
【料金】 【入浴】\600。【宿泊】\8,400-。
【泉質】 単純硫黄泉(硫化水素型・拡張性弱酸性高温泉)。湯は掛け流しで、白濁。
【施設】 松尾八幡平ICより南西に松川温泉に行く途中の、八幡平ハイツの南にある赤い屋根が印象的な宿(90室)。玄関口に位置する観光の拠点で、冬はウィンタースポーツのメッカとなっている。ガラス張り石造り内湯・サウナ・露天風呂(八幡平の山並みを一望)・無料休憩所がある。
【評価】 ★★★☆☆
東北道 ⇒ 松尾八幡平IC ⇒ アスピーテライン方面 ⇒ 南西の県道(松川方面) ⇒ 八幡平温泉郷