海が見たくて、西に向かった。この日は中国道・山陽道ではなく、第二神明・国道2号を走った。3時間ほどで、少し手前の青い相生湾の景色が目に飛び込んできた。潮の香りがし、しばらくすると、左手に緑の梢越しに瀬戸内海と島々が見えてきた。春には桜でひとだらけになる所だ。10分ほどで目的地に着く。
赤穂(御崎)温泉は、岡山との県境に近い兵庫県の最南西部に位置し、赤穂ICから15分ほど南東にある。瀬戸内海国立公園の景勝地・赤穂御崎の海岸沿いに、数軒の宿が点在する小さな温泉街だ。江戸元禄期の「赤穂浪士」で有名な所でもある。中心部には立派な「伊和都比売神社」が海に向かって建ち、石畳も敷かれているちょっとした温泉街で風情があり、風光明媚な海岸線も素晴らしい。
泉質は、含弱放射能-マグネシウム-ナトリウム-塩化物低温泉20-30℃などで、無色または茶緑色・無臭(微香臭)、塩味がする。どの宿も日帰り入浴可である。
海が見たくなればすぐに行きたくなる所の一つで、今までに10回は訪れたことがある。夏は海水浴などが楽しめ、少し東に行けば世界遺産の「姫路城」などもある。
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景色のきれいな海岸沿いで、瀬戸内海を望む眺望は、晴れた日は特に最高である。ぼうっとしてつい時が経つのも忘れてしまいそうだ。古代にも、大陸や朝鮮半島と行き来する船が、この目の前の美しい瀬戸内海に幾艘も浮かんでいたのだろうか。つい歴史に想いを馳せざるを得ない所である。
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赤穂(御崎)温泉へのドライブ
▼ 阪神高速-池田IC-中国自動車道-神戸JCT-山陽自動車道-
▼ 赤穂ICより-R250を南東-県道-海沿い岬-15分で
大阪より所要1時間半(高速料金片道\3,000位)
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2006年夏に山陽・山陰を回った後で立ち寄る積もりでいた所である。因みにこの時に予定しながら中止(四国に変更)したコースは、真賀温泉館-足温泉館-郷緑温泉-下湯原-湯原「砂湯」「八景」-三朝「河原露天」「旅館大橋」「三朝館」-東郷温泉「国民宿舎水明荘」「湖泉閣」-羽合温泉「東郷湖観光ホテル千年亭」-皆生温泉-玉造「長楽園」-立久恵峡「御所覧場」-三瓶「国民宿舎さんべ荘」-(広島)湯来温泉「河鹿荘」「国民宿舎湯来ロッジ」-鞆の浦「鴎風亭」-(岡山)和気鵜飼谷温泉-鷲羽「ハイランド」-(兵庫)赤穂「簡保の宿」である。
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▼ 渋滞を避けて、中国道-福崎IC-播但道-姫路東IC-山陽道-で行くのも良い。高速を利用しないのであれば、十三-歌島橋-R43-三宮-R2-第二神明-加古川バイパス-姫路バイパス-太子龍野バイパス-相生-R250-左折15分(大阪より3時間半)。鉄道では、山陽新幹線-相生駅-JR赤穂線15分-播州赤穂駅-南東にバス15分。
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